三浦に早春の訪れを告げる河津桜が見ごろを迎えた。
京浜急行三浦海岸駅前から神奈川県三浦市南下浦町上宮田の小松ケ池公園まで、線路沿い約1キロに植栽された桜は約1000本。早咲きの桜が沿道を薄桃色に染め上げ、並んで咲く菜の花とのコントラストもまぶしい。「三浦海岸桜まつり」が開催中で、連日、大勢の観光客らが集まっている＝写真。
例年4月までには散ってしまう河津桜だが、今年は開花が遅れ気味。その影響で当初3月3日までだった桜まつりが1週間延長された。三浦海岸駅前と線路沿いの道で夜間のライトアップ（天候により中止）も行われる。
列車の窓から眺める景色もまた格別。京急は16日に品川と京急川崎駅から三浦海岸駅まで、直通の「お花見列車」を運行させた。通常の列車も三浦海岸―三崎口駅間で、いつもよりゆっくり走らせるという粋な計らいをみせている。
